「高市さんは、例えば与党内で年金受給者に5000円を配る案が出た時も、『私に連絡がない』と会見で茂木敏充幹事長への不満を述べるなど、ハッキリものを言う人です。それなのに、あの質問にだけはイエスともノーとも答えようとせず、“聞こえないフリ”で次の話題に行ってしまう。最早誰にも触れられないタブーなんです」(政治部記者)

初の女性総理を目指す高市早苗政調会長(61)。昨年の総裁選では安倍晋三元首相の支援を受け、有力候補と言われた河野太郎氏を議員票では上回り、岸田文雄氏に次ぐ2位に食い込んだ。かつて所属していた清和会は安倍氏が領袖となり、今後を見据えた高市氏の清和会再入会が取り沙汰されたが、今も無所属のままだ。
「以前の安倍氏は積極的に派閥の他議員に『高市さんを支えてやって』と言っていたのに、最近ではその名を口にしなくなった。表向き、高市氏が党4役に就いている間は派閥に入れない、ということになっているが、安倍氏の本心は読めません。一方で、距離ができたとも言われた元秘蔵っ子の稲田朋美氏の2月の誕生日に安倍氏は胡蝶蘭を贈っています」(政治部デスク)
派閥で元サヤに戻るにはハードルがある一方で、私生活では無事、元サヤに。
昨年12月、週刊新潮が高市氏の「極秘再婚」をスクープした。お相手は前夫の山本拓前衆院議員。2人は04年に結婚し、政界のおしどり夫婦と言われたが、17年に離婚。その理由について連名で〈互いの政治的スタンスの違い〉との書面を公表していた。

離婚後も2人の関係は悪くなく、昨年9月の総裁選でも山本氏は高市氏を支援。翌10月の衆院選で山本氏が落選したことで、2人の間に〈政治的スタンスの違い〉がなくなったからか、その後再婚に至った。
山本氏の長男で福井県議の山本建氏が語る。
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source : 週刊文春 2022年5月5日・12日号