千葉県木更津市の79歳の男性宅からドーベルマンの母子の2匹が盗まれた事件。5月19日に窃盗や住居侵入の疑いで逮捕された動物愛護団体『アニマルグリーンアップル』所属の岡島愛容疑者(29)と高橋里衣容疑者(29)が、逮捕前に「飼い主が悪い」と責任転嫁する発言をしていることが、「週刊文春」の取材でわかった。その音声を入手した。

A氏の犬(岡島のSNSより)

 発端は4月22日の早朝だ。79歳の男性A氏宅のドーベルマンの子犬3匹と母犬が逃走した。警察と消防が捜索し、岡島らボランティアの男女3人が見つけたのだ。だが、これで一件落着とはならなかった。A氏の知人が語る。

「1回目の脱走後にAさんは、家を訪ねてきた高橋にドーベルマンの雄犬をあげたんです。すると後日、高橋が『餌を一緒に買いに行って欲しい』と頼んできた。そして5月8日、Aさんが高橋と一緒にホームセンターに行って、帰宅すると残りの犬がいなくなっていたのです。わずか1時間ほどの間の出来事でした」

3匹のドーベルマンを飼っていた29歳の岡島容疑者(本人SNSより)

 5月12日にA氏は被害届を警察に提出。その7日後、犯人として岡島と高橋、そして『アニマルグリーンアップル』代表の佐藤徳壽容疑者(51)が逮捕されたのだった。

 実は逮捕前の5月13日、岡島と高橋はインスタで動画の生配信を行っている。小誌はその音声を入手(音声は『週刊文春 電子版』で公開)。その生配信で2人は、犬がいなくなったのを「A氏の飼育環境のせい」にしていたのだ。

「あんなの囲いがあるだけの野犬だから」罵詈雑言の嵐

 高橋は「見つかって欲しい」としながらも、「見つかって(飼い主に)戻されるっていうのが嫌」と発言。

 岡島は「手作りみたいな檻」「土の付いたフード食べてる」と罵詈雑言の嵐だ。さらに、「ショックだったのが、建物の中に人間が住んでない」「あんなの囲いがあるだけの野犬だから」と、居住実態のない家で飼育しており、“逃げられて当然”かのように語っている。

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source : 週刊文春 2022年6月2日号