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東村山放火「4人一家怪死」失踪した三男の遺体と“予告メール”

「週刊文春」編集部
ニュース 社会

〈我が家は何か特別なものに護られている気がします〉

 2016年5月、プロミュージシャンを夢見た青年はツイッターにそう書き込み、間もなく“失踪”した。変わり果てた姿が発見されたのは、火災で倒壊した家屋の中からだった――。

 5月9日、東京都東村山市の住宅街にある築43年の木造家屋は瞬く間に火炎に飲み込まれた。全焼した家の中で発見されたのは、この借家に30年以上暮らす元朝日新聞販売員・酒井巌さん(65)の一家だった。巌さんの他、2階の和室で仰向けになって倒れていたのは妻・道子さん(64)、次男・優里さん(36)、四男・進さん(26)。その後、家族4人は一酸化炭素中毒で死亡したことが判明した。

「火元は1階玄関付近。4人の着衣から灯油のような成分が検出され、煙草を吸わない巌さんの服からライターが見つかったことから東村山署は一家心中と判断した」(社会部記者)

かつて1階には新聞販売店の作業場があった

 ところが約2週間後、事件は奇妙な展開を見せる。5月24日、家の解体作業が進む中、1階部分から毛布に包まった新たな遺体が見つかったのだ。

現場は解体され更地に

 遺体は外気と遮断された状態で長時間置かれた際に起きる「屍蝋化」が進んでいたが、その後の捜査で連絡が取れていない三男・雄人さんであることが判明。捜査関係者が打ち明ける。

「実は、三男は死後1年以上経過しているにもかかわらず、死亡届が出されていなかった。今年1月まで実家で暮らしていた長男(39)は『(三男とは)5、6年、連絡が取れていません』と供述していますが、にわかには信じがたく、捜査が続けられています」

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source : 週刊文春 2022年7月7日号

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