「昨年、Aちゃんの親権者が私に変更され、引渡しが確定しました。ところが、彼は一向に引き渡そうとしない。つまり、違法な“連れ去り”状態にあるのです」
こう語るのは、タレントのあびる優(36)。「彼」とは、前夫で格闘家の才賀紀左衛門(33)だ。2人は7歳の娘・Aちゃんの親権などを巡り、2020年1月から係争中だったが、昨年4月に東京高裁が決定を下し、Aちゃんの親権者はあびるとなり、身柄の引渡しが確定した。にもかかわらず、才賀が“違法”な状態で現在もAちゃんと同居していると、あびる本人が「週刊文春」に明かした。
あびると才賀は2014年9月に結婚。2015年5月にAちゃんが誕生した。しかし2019年12月に2人は離婚。Aちゃんの親権は才賀が持つと公表した。
あびるは年が明けた2020年1月、すぐに東京家裁でAちゃんの親権者変更を求める調停を起こしている。同年8月には子どもの引渡しを求める調停を申し立てた。
一方の才賀はメディアを通じてあびるを批判。〈(娘に会わせない理由は)離婚の原因にもなった彼女の「酒癖」です〉〈離婚する前、彼女が泥酔して夜遅くに帰ってきたり、寝ている娘を起こしたりすることがありました〉(AERA dot. 2020年12月10日)などと主張。「娘を渡すことは絶対にできない」と語っていた。
家裁はあびるを「従前の主たる監護者」
そして2021年2月12日、東京家裁が審判を下した。Aちゃんの親権者をあびるに変更し、引き渡すことを命じたのである。審判書にはこう記されている。
〈申立人(※あびる)が従前の主たる監護者であって、未成年者の愛着関係は、申立人に対して最も強い〉〈別居後しばらくの間の相手方(※才賀)による監護には問題があった〉
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source : 週刊文春 2022年7月28日号