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衆院議員の任期満了をおよそ9カ月後に控えた昨年1月28日。国宝・松江城に程近いホテル「サンラポーむらくも」の会議室には、地元の議員や宗教家らが顔を揃えていた。
この会合は「島根県平和大使協議会」が主催する松江平和大使フォーラム。会の冒頭、同協議会の議長がこんな挨拶を行った。
「今年は地方議会、市長選挙、総選挙が予定されており、平和大使の責任も大きくなるものと思う」
発言の主は、島根県議の細田重雄氏。細田博之衆院議長の父のいとこで、長年にわたり、細田氏の衆院選では選対本部長も務めていた“国家老”だ。
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source : 週刊文春 2022年8月11日号