今まで夏というと、仕事は極力減らし、まったりと過ごすのが常であった。
それが60代後半になっての、突然の勤め人生活。毎朝化粧をし、スーツかジャケットを着ていく。会議をし、決裁をする。人と会う。
こんな私に世間の人は興味シンシン。誰かに会うと必ず質問ぜめにあう。
いちばん多いのが、
「どのくらい働くの? 週に3回ぐらい行ってるの?」
というもの。
毎日行ってますよ。このあいだは昨年からの約束で、地方の文学賞の贈呈式に出席したけれど、それ以外はカレンダーどおり。
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source : 週刊文春 2022年9月1日号