「日本一のキャバ嬢」の異名を持つエンリケこと佐野理恵氏(34)が経営する株式会社「エンリケ空間」の買取事業に、出資法違反の疑いがあることが、「週刊文春」の取材で分かった。
事業の実態を、神奈川県在住の30代主婦・Yさんはこう証言する。
「私は同世代のエンリケに魅力を感じて、彼女の夫のインスタもフォローしていました。彼が『買取パートナー』を募集していたので、興味を持ったんです」
お金を振り込めば半年で12%もの利益がついて返金
Yさんがエンリケの夫にダイレクトメールを送ると〈買取パートナーは凄くシンプルで結論から言うとエンリケ空間に買取資金を振り込んでもらったら6ヶ月後に12%の利益を上乗せしてお支払いします〉と返答があった。
株式会社「エンリケ空間」は、シャンパンバーを経営したり、セルフエステ店とフランチャイズ契約を結ぶなど、幅広く事業を展開しているが、そのうちのひとつがこの「買取パートナー」だ。契約者のお金でブランド品を購入し、それをエンリケ空間が買い取る方式。契約者との間で実際の物品のやりとりは発生せず、お金を振り込めば、たった半年で12%もの利益がついて返金されるというのだ。
「エンリケの夫から、エンリケ空間が運営する『エンリケ買取空間』に誘導され、担当者とラインでやり取りを始めました。最低10万円からだったので、今年2月に10万円を『エンリケ空間』の口座に振り込みました。自宅に『商品売買契約書』が届き、そこには『転売代金』として11万2千円が8月に振り込まれると記載されていました」(Yさん)
ところがその期日が過ぎても、お金が振り込まれない。エンリケ空間に連絡すると担当者が「大口の取引先の会社社長が亡くなった関係で入金がない。いつ返せるかわからない」と応じ、9月に入った現在も、入金の目途は立っていないという。
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source : 週刊文春 2022年9月15日号