女性理事長によるパワハラで、半数近くの自主退学者を出していた埼玉県川口市の大橋医療高等専修学校。その女性理事長には、さらなる疑惑が――。

 准看護師を養成する、2年制の同校を運営するのが学校法人愛輪学園の大橋ひとみ前理事長(62)である。

大橋氏(学校HPより)

 看護師資格を持つ彼女は2016年に同校を設立。授業も受け持っていた彼女が、生徒に何度もパワハラ発言をしていたと、小誌は9月15日発売号で報じた。

「『アホ』『認知症』などの暴言を吐き、耐え兼ねて自主退学する生徒が後を絶たない。3月卒業の5期生は31人入学し、卒業は15人だけでした」(現役生徒)

 16日、大橋氏は理事長・校長職の辞任を表明した。

「副校長が代理を務めると発表されましたが、大橋先生は生徒の前に姿を現さず、謝罪はありません」(同前)

 だが同校にはさらなる疑惑がある。給付金の“不正受給”だ。

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source : 週刊文春 2022年11月3日号