健康に人生100年時代を生きようとする時、誰もが恐れるのが認知症だ。日本は600万人の患者がおり、中でも高齢女性の割合は男性の1.5倍。リスクを減らすために私たちができることは何か――。最新の常識を取材した。
▶コロナ感染で危険度倍増
▶30分の昼寝が効く
▶長電話の効用 読書で発症率35%減
▶高齢女性は足の指・裏を鍛えなさい
▶ウイスキーが脳を動かす
▶赤い魚がいい理由
人生100年時代の高齢者にとっての最大の敵が「認知症」である。2021年の女性の平均寿命は87.57歳、男性は81.47歳となるなど、高齢化が進むにつれて、認知症発症者も年々増加傾向にある。65歳以上の患者数は、厚労省の推計では約600万人。そして、2025年には患者数は約700万人、65歳以上の「5人に1人」が認知症になるとされる。
男性に比べて長寿の女性は、当然リスクが高くなる。さらに、女性は認知症になる要因が他にもあると語るのは、東京都のひまわり医院・伊藤大介院長だ。
「85歳から89歳の女性48.5%、つまり約5割の方が、認知症を発症しています。男性は35.6%。さらに、女性は90代になると7割を超える方が認知症になる。エビデンスが確立されていませんが、女性は概ね50代で閉経する事により女性ホルモンが急激に低下し、神経の変性が進むことが要因の1つとして考えられています」
岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野の下畑享良教授が続ける。
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source : 週刊文春 2022年11月17日号