1枚の写真がある。写っているのは“夫婦”のように寄り添う一組の男女。男性の肩に手を回している女性は、人気インフルエンサー「ゆうこす」こと菅本裕子(28)。そしてこの男性は──。
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元HKT48の「モテクリエイター」ゆうこすとは?
「モテクリエイター」を名乗り、若い女性を中心にSNS上で支持を集めているゆうこす。Twitterのフォロワー38.3万人、Instagramのフォロワーは47.5万人。「爆モテあざとメイク」や「モテたい私のモーニングルーティン」などの動画をアップするYouTubeのチャンネル登録者数は86.4万人にも上り、再生回数が400万回を超える動画もある。

芸能記者が解説する。
「ゆうこすは福岡・北九州市出身。指原莉乃がリーダーを務めていたアイドルグループ『HKT48』の1期生です。しかし1年ほどでグループを脱退。その後、講談社が主催するオーディション『ミスiD 2016』で準グランプリを受賞したことをきっかけに、インフルエンサーとして頭角を表していきました」
その影響力を活かし、現在は実業家としても成功を収めている。
「ゆうこすがSNSで紹介したコスメは即完売すると話題になっていた。現在は、スキンケア商品やカラーコンタクトレンズ、女性向けプロテインなどを自らプロデュース。全事業を合わせた年商は約20億円にも上ると言われています」(同前)

多くのファンがいる一方で、発信内容がたびたび“炎上”している。
「婚約しているのです。近く入籍すると聞いています」
11月19日にも、YouTubeにアップした動画で「ブルーライトやWi-Fiは肌に悪影響」などと発言。専門家から「適切な根拠がない」と指摘され、批判を集めていた。最終的に動画は削除され、本人はTwitterで謝罪するに至った。

「バズることが多い反面、過激な内容の投稿もある。アンチも少なくありません」(同前)
実は今、そんな彼女が人生の節目を迎えようとしている。ゆうこすの知人が明かす。
「婚約しているのです。近く入籍すると聞いています」
冒頭の写真は、結婚式の「前撮り」としてリゾート地で撮影され、ごく親しい関係者のみに見せているという。
“モテ女子”を射止めた男性とは一体誰なのか。
「『ぼくのりりっくのぼうよみ』の名前で活動していた若手ミュージシャンのたなか(24)です」(同前)
お相手は元“高校生天才アーティスト”
現在はロックバンド「Dios」のボーカルとして活動するたなか。2019年に改名する前のアーティスト名「ぼくのりりっくのぼうよみ」で一躍有名となった人物だ。

音楽ジャーナリストが語る。
「中学生の頃、ニコニコ動画への楽曲投稿で注目を集める存在に。2015年に高校3年生でJVCケンウッド・ビクターエンタテインメント(現ビクターエンタテインメント)からメジャーデビュー。“高校生天才アーティスト”としてメディアにもてはやされました。『ぼくりり』を“引退”した後、2019年からは『たなか』名義で活動を開始。元SMAP・香取慎吾のアルバムに参加したり、人気YouTuberの『水溜りボンド』のカンタに楽曲を提供するなど、様々な業界の著名人とコラボしています」
そんなたなかは、ゆうこすとは対照的に“非モテキャラ”を語ってきた。雑誌『an・an』のインタビューではこう明かしている。
〈不条理なくらいモテなかったし、いまもモテてないです。中高一貫の男子校だったので、出会いもなくて〉
〈男子校出身なので、女性の思考を理解できないまま来てしまった〉
対照的な2人はどこで出会ったのか
“モテ女子”インフルエンサーと“非モテ”ミュージシャン。対照的な2人はどこで出会ったのか。
ゆうこすとたなかの共通の友人が明かす。
「交際のきっかけは、2019年6月にライブ配信サービス『SHOWROOM』で行われた番組企画です。『ぼくりり』ファンだったゆうこすとたなかは意気投合。その後、交際に発展しました。具体的に名前は出していないものの、周囲にも関係をオープンにしていましたよ」

実際、ゆうこすはTwitterで「彼氏」についてこう惚気ている。
〈結局彼氏に撮ってもらったiPhoneの写真が1番かわいいんだよね すきすぎてにやにやしてる〉(2022年9月6日)
〈彼氏の私への口癖、「かわいい」と「愛しい」でワロタ 幸せすぎでは?〉(2022年2月12日、サブアカウントでの投稿)
〈彼氏、毎晩愛してるよって伝えてくれて。それだけで1日の疲れなんて全部吹っ飛ぶんだよな〉(2022年3月27日、サブアカウントでの投稿)
そして2人は今年夏に結婚することを決める。8月6日、ゆうこすは友人限定で見られるFacebookにこう書き込んでいる。
〈結婚きまって草です!!!!(まだ正式発表してないので秘密で!)〉

前出の共通の友人が語る。
「2人は最近、親しい人たちに挨拶回りをしています。結婚の正式発表も近くあるんじゃないでしょうか」
ゆうこすは何と答えるか
結婚を控えた心中はいかに──。「週刊文春」が、ゆうこすの会社に取材を申し込むと、本人から記者に電話があり、こう語った。
「まさにご指摘の通りです。私もたなかくんも『結婚します』みたいな感じで普通に喋っていたので、まあ、そんなに隠してはなかったという感じなんですよね(笑)。まだ数日しか経っていないんですけど、実は入籍もしたんです。結婚式はまだですが、すっごいカッコいい(前撮り)写真を撮ったので、お送りします」

小誌が直撃した翌日の12月7日夕方、ゆうこすとたなかは揃ってSNSを更新し、正式に結婚を発表。それぞれ、こう綴った。
〈海よりも深く愛しています〉(ゆうこす)
〈プロポーズを受け入れてもらえたことは何より光栄で、とてつもなくよろこばしいことです〉(たなか)
「モテる為に生きてる!」と公言してきたゆうこす。今後はモテ過ぎて結婚生活が“炎上“しないようにね。
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現在配信中の「週刊文春 電子版」では、2人が交際したきっかけや互いに惹かれた理由、結婚に至るまでの経緯などゆうこす&たなかが夫妻で初めて応じたインタビューの全文を掲載している。
source : 週刊文春 2022年12月15日号