「◯◯さんとこの子」、「あの学校の子」、「◯◯社の人」、「◯◯ちゃんのママ」……皆さん生まれてきてからずっと、何かしらの肩書きや属性をお持ちだと思います。その肩書きや属性に長年翻弄された挙げ句、いざ、そこから解き放たれたら「あれ? 何を着たらいいんだっけ?」と迷走して弊社にいらっしゃる方をたくさん見てきました。
私が出演したNHKのドキュメンタリー「ノーナレ」に、お客様として出てくださった方もそうでした。平日はワーキングマザーとしてひたすら職場と家の往復。子育てが終わったあと、黒・紺・グレー・ベージュの無難な服だらけの自分のクローゼットに愕然としたと仰っていました。
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source : 週刊文春 2022年12月22日号