寿命を延ばす食品 10
▶血管を鍛えて心筋梗塞リスク減
小腹が空いたときに食べたくなるおやつ。しかし、糖質や脂質の高いポテトチップスや揚げた煎餅など、多くの菓子類は血糖値やコレステロール値を上げ、血管病のリスクも上げてしまう。高齢者にとって「危険」な食品ばかりだ。
しかし、ひまわり医院(東京都)の伊藤大介院長は、動脈硬化を抑えるために推奨される食品の中に、高齢者向けの食品があると話す。
「科学的根拠があると指摘されていて、小腹が空いたときにちょうどいいのはナッツ類です」
血管を鍛え動脈硬化を抑えることは、心筋梗塞のリスクを下げることにつながる。推奨されるナッツ類の中でも、とりわけ栄養価が高いといわれるのが、アーモンドだ。愛知学院大学の大澤俊彦特任教授が語る。
「1日23粒(手のひら1杯ほど)のアーモンドを食べると血管に良いとされています。不飽和脂肪酸を多く含み、血中の悪玉(LDL)コレステロール値や血圧を下げる効果があると言われている。つまり高血圧の予防も期待できます。最近、コンビニやスーパーで売られているアーモンドミルクを飲んでも、いい効果がありますよ」
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source : 週刊文春 2023年1月5日・12日号