寿命を延ばす食品 10
▶ブロッコリーで糖質と脂質を減らす
トマト、ホウレン草、カボチャなど我々が日常的に食べている緑黄色野菜だが、これこそが「100歳まで健康な体」を作る重要な食材だ。
原則として食べられる部位100gの中に、カロテン(カロチン)を600μg以上含んでいる野菜を指す。
カロテンは老化現象の進行を緩やかにする抗酸化作用を持ち、摂取すると体内で細胞の成長を促し、免疫力を保つビタミンAに変わる。
中でも腸の健康度を高める力があると語るのは、京都女子大学の今井佐恵子教授。
「腸内環境はいわば生活習慣の『総決算』です。脂っぽい食品ばかり食べているとか、アルコールを過剰摂取しているなど、普段の食生活が腸に全て表れる。その腸を活性化させるのが緑黄色野菜です。食物繊維が豊富で、腸内細菌の餌になる。消化器官が健全に保たれ、摂取した栄養をしっかり吸収できるようになります」
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source : 週刊文春 2023年1月5日・12日号