深夜番組で最長の27年続く『伊集院光 深夜の馬鹿力』。なぜ支持されるのか。彼の才能に逸早く気づいていた放送作家が秘話を明かす。
(ふじいせいどう 1955年、山口県生まれ。第1回「星新一ショートショートコンテスト」入選。放送作家として、『オードリーのオールナイトニッポン』など数多くの番組を担当。著書に『一芸を究めない』『ラジオにもほどがある』等多数。)
時はバブル真っ盛りの1987年秋、渋谷109のイベントスペースでのこと。
「♪恋人がサンダユウ~、毒蝮三太夫~」
安っぽい黒のタキシードに黒マントを羽織った太った男が、松任谷由実の『恋人がサンタクロース』の替え歌を歌い出したのです。
体型から予想する通りの太いバリトンでオペラ歌手っぽいものの、音程は外れていて、お世辞にもうまいとは言えない。くだらない替え歌を歌う芸を披露して、その芸の間のトークで、こう話したんです。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます
キャンペーン終了まで
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
-
3年プラン
59,400円一括払い、3年更新
1,650円/月
オススメ!期間限定
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2023年1月5日・12日号