「データを見れば、1人で複数台購入していること、通信が発生していない回線があることは一目瞭然。『これ、転売?』という会話も普通にある。本部がDS(ドコモショップ)の窮状を知らないわけがありません」(NTTドコモ社員)
小誌は前号で「ドコモショップが告白する“転売ヤー”との蜜月」と題し、DSを運営する代理店がドコモ本部から課せられる高い目標数値を達成するため、スマホを転売して利益を得る“転売ヤー”に頼らざるを得ない実態を報じた。
「MNP(携帯電話番号ポータビリティ)によるポートイン(他社からの乗り入れ)の獲得目標数値が異常に高いのです。今年度上期には前年同期比150%、下期には200%などという値も設定された。転売ヤーを動員する販売イベントを1日やって獲得できるMNP数が20〜30。一方、店頭での月間獲得数は通常5〜10。無理な目標値です」(代理店幹部)
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source : 週刊文春 2023年1月19日号