短パンに黒いTシャツのラフな服装の男性はベッドの上で女性の手を取ると、真剣な表情で指輪を左手の薬指にはめていく――。
この動画に登場する男は現在、日米で売り出し中のコメディアン、サク・ヤナガワ(30)。
「ヤナガワはマイク一本でステージに立ち英語を駆使して”口だけ”で笑いをとるスタンダップコメディアンです。ネタは政治風刺から、年上女性との恋愛遍歴を“インターンシップ”と称する下ネタまで幅広い」(芸能記者)

大阪大を卒業し渡米したヤナガワは、シカゴで活動。コロナ禍の米国で東洋人差別に笑いで抗うコメディアンとしてNHKや朝日新聞が紹介したことで注目され、2021年には著書『Get Up Stand Up! たたかうために立ち上がれ!』を刊行し、読売テレビの『す・またん!』に、不定期で出演するなど、日米で活躍の場を広げてきた。
今年の1月2日には、「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」(日本テレビ)新春スペシャル放送で、ヤナガワの特集が組まれ、明石家さんまも本場アメリカで、英語で奮闘する姿に「ちょっとすごすぎる」と舌を巻いた。
だが――。ヤナガワをよく知る芸能関係者が明かす。
「彼は妻がいるにも関わらず複数の女性と不倫をしておりトラブルになっているんです」
ヤナガワとの関係をその一人、A子さんから相談をされていた知人が語る。
「20年夏、医療機関で働く彼女は、ヤナガワと知り合い、交際を求められた。その時、ヤナガワは『就労ビザのために形だけマネージャーとアメリカで籍を入れている』と言って事実上は独身であると説明。それで、彼女は付き合うにしました」

冒頭の動画に収められていたのは、ヤナガワとA子さんの姿だった(動画は「週刊文春 電子版」で公開)。
しかし、半年ほど経った21年、彼女は不穏な気配を感じ始めたという。
ヤナガワの結婚相手はマネージャーではなく…
「A子は知人からヤナガワの結婚相手は、マネージャーではなく日本在住、さらに子供もいると聞いたそうです。彼女がヤナガワを問い質すと、妻とは別居中でA子と結婚したいと釈明された。その言葉を信じた彼女は、22年の日本ツアーも一緒に行動し、自分の母親をヤナガワに紹介するなど、結婚するつもりでいました」(同前)
しかし22年夏。A子さんは、ヤナガワと別の女性たちとのやりとりを見つけてしまう。ヤナガワは、5名の女性に対して、LINEで〈デートしようね〉〈会ったらまずねえ、ギュッてして〉などと親密なメッセージを送っていたのだ。
「A子が別れを口にすると、ヤナガワは、慌てて23年5月に入籍すると約束した。しかし、大晦日になって妻が離婚に応じないため、結婚できないと連絡がきたそうです」(同前)

A子さんに取材を申し込むと「ヤナガワは口が上手く、これ以上、被害者が出て欲しくない」と応じた。
――嘘をつかれ続けた?
「大晦日に連絡をすると『奥さんから籍を抜くのを拒まれている』と説明しました。が、年明けに『約束は嘘だった』とLINEで告げられました。彼の言葉を都合よく信じ続けていたことを後悔しています。隠されていたとはいえ、不倫に変わりなく、奥様には謝罪に伺いたい」
一方のヤナガワにも話を聞いた。
「誠意ある対応って……何が正解なんでしょう」
――A子さんと結婚の約束をした?
「その場しのぎの結婚の約束をしてしまいました」
――A子さん以外にも5名と交際していた?
「BさんともCさんとも関係はあった。でもDさんは飲み仲間で、Eさんは部屋で飲んだだけ。Fさんは、いけるかなと思っていただけです」

――大晦日に嘘をついた?
「自分は人間としてダメだなと反省しています。誠意ある対応って……何が正解なんでしょう」
冒頭のヤナガワが女性たちに送ったLINE、大晦日に起こった修羅場の一部始終などを1月25日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および1月26日(木)発売の「週刊文春」で詳報している。
source : 週刊文春 2023年2月2日号