「最近、相撲が面白くなってきた。群雄割拠だが……」
1月23日、横綱審議委員会の委員長を務める高村正彦元自民党副総裁(80)は、大相撲初場所を振り返る記者会見でそう語り始めたのだが――。
防衛相や外相を歴任した高村氏。17年、長男に地盤を譲り、バッジを外した。
「安倍晋三元首相と親しく、引退後も安倍政権下で副総裁を続投。今も党憲法改正実現本部の最高顧問として、党本部の個室に出勤しています」(政治部記者)
体育会系を自任し、中央大学では少林寺拳法部に所属。17年からは日本武道館の会長を務めている。
「政界きっての好角家でもあり、1950年代に初代若乃花と『栃若時代』を築いた元横綱・栃錦の大ファン。小学生の頃は草相撲に明け暮れ、夢は相撲評論家だったとか。13年に横審の委員になると、『子供の頃の夢が叶った』と喜んでいました」(高村氏の知人)
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source : 週刊文春 2023年2月9日号