「国際大会でいつも以上の緊張感がある中で、投手陣では初戦から大谷翔平選手がチームにいい流れを作るピッチングを見せてくれました。大谷選手は打者としても流石でしたが、打線という面では特に、一番のラーズ・ヌートバー選手がしっかり仕事をして、理想的な試合が続いたと思います」

 そう語るのは、第1回WBC優勝メンバーの多村仁志氏である。3月8日に開幕した第5回WBCの一次ラウンドで、日本は中国、韓国、チェコ、オーストラリアの4チームに全勝して首位通過を決め、準々決勝に駒を進めた。

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source : 週刊文春 2023年3月23日号