今や“国民病”の「高血圧」。患者は降圧剤を処方されるが、続けることに疑問を持つ人も多い。隙をつくように「薬を止めよ」「下げる方法は他にある」という情報が巷には氾濫する。一体、何を信じればいいのか、徹底取材した。

 

▶︎医師が断言「ツボ押しで血圧は下がらない」
▶︎60代の絶対NGとは? 年代別薬との付き合い方
▶︎血圧60代は140まで70代は150でいい
▶︎昼酒は厳禁、お酒は夜に「血圧にいい食事リスト」

 

「この手の血圧特集で、医師はみんな困っています。記事を読んで降圧剤を急に止めてしまったり、記事を持ってきて、降圧剤を止めたいとおっしゃる方が増える。押さえつけていたバネが外れるみたいに反動で血圧が急激に高くなる患者さんが出る可能性がある。命の危険さえあります……」

 困惑しつつ語るのは、名古屋学芸大学健康・栄養研究所所長の下方浩史教授だ。

 下方教授をはじめ複数の医師や薬剤師が、世に氾濫する血圧や薬に関する大特集に疑義を呈している。

 特に問題視するのは、「週刊ポスト」に掲載された「薬を飲まずに『血圧を50下げる』」(3月10・17日号)および「『血圧』を自力で下げる128の知恵」(3月24日号)と題された特集記事だ。

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source : 週刊文春 2023年3月23日号