昨年1月の春高バレー(全日本バレーボール高等学校選手権大会)で、初優勝を果たした日本航空高校(山梨県)の男子バレー部で、監督による暴行が行われていることが「週刊文春」の取材で分かった。日本航空高校は、今年1月の春高バレーにも21年連続で出場を果たしている名門校。同校の月岡裕二監督(54)が選手に対し、ビンタ、胸を強く突くなどの暴行を行っている様子を収めた2本の動画を「週刊文春」は入手した。
『バレーボールを一にする』男子バレー部を率いる月岡監督のモットー
1932年創立の同校は、在校生の7割が寮生活を送る私立の共学校だ。
「戦前の山梨航空機関学校が前身で、全国的にも珍しく航空業界を目指す『航空科』が設置されている。スポーツも盛んで、硬式野球部やサッカー部は過去に全国大会に出場。男子バレー部は、昨年悲願の日本一になりました」(地元記者)
率いる月岡監督は神奈川の藤沢商高(現藤沢翔陵高)の主将兼エースとして日本一に輝くこと2回。明治大を経てサントリーでプレーし、第1回Vリーグの優勝メンバーとなった有名監督だ。
「1998年に日本航空高の監督に就任。選手がバレー第一に専念できる環境を作るために何をするのかが重要という『バレーボールを一にする』がモットーです」(スポーツ紙記者)
日常的に行われていた暴力を裏付ける2本の動画
「全国制覇」の文字が掲げられた体育館に「パーン」という甲高い音が響いたのは今年2月のある日のことだった(動画は「週刊文春 電子版」で公開)。学校関係者が語る。
「この動画は今年2月の日曜日に行われた他校との練習試合の模様です。月岡監督自らが試合後にプレーを確認するために設置したカメラの映像で、被害者は1年生のA君です」
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source : 週刊文春 2023年3月23日号