「我々オーナーは団結して抵抗している状態です。本部がロイヤリティの引き下げに応じてくれないので、大半の店舗はもうロイヤリティを支払っていません。もはやビジネスモデルは崩壊する寸前です」
こう告発するのは「高級『生』食パン」の専門店を全国に展開する「乃が美」のFC(フランチャイズ・チェーン)店のオーナーだ。
昨年12月1日に「週刊文春 電子版」が配信した乃が美の記事は大きな反響を呼んだ。乃が美のFC店ほぼ全店が赤字に陥っており、FCオーナーたちが「このままでは自己破産するしかない」という状況まで追い詰められていることを報じたのである。
「高級食パンブームが去った上に、コロナ禍で売上が落ち込んでいる。にもかかわらず、本部はFC店が支払う〈売上の10%〉というロイヤリティを下げてくれない。そのため、多くのFC店が経営難に喘いでいる」
当時、小誌の取材にFCオーナーたちはこう証言をしていた。
あれから約4カ月。小誌に再びFCオーナーたちから「もう限界です」という“悲鳴”が寄せられた。そこで再び取材を進めたところ、事態は改善するどころか、さらに悪化していた。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル