3大会ぶりに日本が世界一に輝いたWBC。決勝のアメリカ戦後に「終わってみたら嬉しい気持ちもあるが、悔しい気持ちもある」と振り返ったのが、ヤクルト・村上宗隆(23)である。
侍ジャパンの主砲・村上は大会序盤、不振を極めていた。栗山英樹監督は「全て託す」と打順表に村上を迷わず四番に記入するも、打率1割台と低空飛行。ベンチでの暗い表情が中継で映し出されるなど、浮いた存在になってしまっていた。
「ヤクルトでは打てないと『1人にして欲しい』と、殻に閉じ籠ることもあったが、今大会は普段のキャラを返上。『もっと弄(いじ)って下さい。もっと打てって言って下さいよ。気を使わないで』と周囲に言っていた。ただ彼が苦しむ姿に遠慮し、よそよそしく接する選手が大半でした」(テレビ局関係者)
そこに救いの手を差し伸べたのが、巨人・岡本和真(26)だった。
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source : 週刊文春 2023年4月6日号