人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
『タモリ倶楽部』が他のバラエティ番組と大きく違ってた点は、世間が認めるタレントに混じってザシタレが堂々と出演していたところである。
ザシタレとは、雑誌をホームグラウンドにしている、いわゆるライターやデザイナー、編集者といった類い。誌面に顔出しも厭わず(いや、むしろ喜んで)自らのタレント性をアピールしてきた者たちのことだ。テレビ局はそれも含め“文化人枠”と大きく括るが、飛び道具が下ネタなザシタレ、言い替えるなら“ウンカチン”の方が相応しい。
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source : 週刊文春 2023年4月13日号