「モナリザの微笑」「君だけに愛を」「花の首飾り」など数多のヒット曲を飛ばし、“グループサウンズの王者”としてブーム全盛期に君臨したタイガース。今年6月の沢田研二のライブに出演する、瞳みのるが秘話を明かす。
聞き手・島﨑今日子
(ひとみみのる/1946年、京都府生まれ。67〜71年、ザ・タイガースのドラマーとして活躍。グループ解散後、慶應大学文学部中国文学科に入学。同大大学院修士課程修了、北京大学へ2年間留学。卒業後は慶應高校で教鞭をとる。著書に『ロング・グッバイのあとで』『ザ・タイガース 花の首飾り物語』などがある。)
――ザ・タイガースはあの時代の音楽やファッション、風俗などすべてを体現した、かつてない存在でした。社会に及ぼした影響も大きいと思います。瞳さんたちは当初インストゥルメンタルバンドで、京都・河原町のダンス喫茶「田園」で歌う沢田研二さんをボーカルにスカウトした。瞳さんが「日本一になれると思うねん」と声をかけたそうですが。
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source : 週刊文春 2023年5月4日・11日号