「皆さん緊張して、歌がつまるとか、歌い出しに入りそこねるとか、よくあります。そういうとき、バンドさんが伴奏をすっと合わせてくださる。司会としては安心感がありました」
そう語るのは、元NHKアナウンサーで、1993年から12年にわたり「のど自慢の顔」として司会を務めた宮川泰夫氏(78)だ。
1946年から続く「NHKのど自慢」が4月2日、大幅にリニューアルした。中でも視聴者を驚かせたのが、70年以上バンドの生演奏だった出演者の伴奏がカラオケに変わったことだ。
小誌はリニューアル2日後のNHKの内部資料「視聴者意向集約日報」を入手。
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source : 週刊文春 2023年5月4日・11日号