「通らんと話にならん」

 

 4月23日に行われた芦屋市長選で当選を果たした髙島崚輔市長(26)。史上最年少の市長として一躍全国に名を轟かせた彼は、選挙戦終盤、後援会長にこう吐露していた――。

 大阪府箕面(みのお)市で、大手住宅メーカーに勤める父と専業主婦の母の間に長男として生まれた髙島市長。一際目を引くのがその経歴だ。

「髙島市長は灘中学・高校に進学すると、大学受験では東大と米ハーバード大に合格。最初の半年間だけ東大に通い、その後留学した。在学中から留学支援のNPO法人の理事長を務めたり、休学して世界の街を旅して回ったり。2019年には芦屋市役所で3カ月間インターンも経験しました」(地元紙記者)

 

 華麗なる経歴の裏には母の教育方針があった、と語るのは、髙島市長とNPOの運営に携わった立命館大学客員教授の金井文宏氏だ。

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source : 週刊文春 2023年5月25日号