5月29日、大阪維新の会に離党届を出した笹川理(おさむ)府議(42)。だが、彼にはまだ“余罪”が……。

 笹川氏を巡っては小誌5月18日発売号で、2015年に同じ選挙区の後輩だった宮脇希(のぞみ)大阪市議(36)に対し、パワハラやストーカー行為をしていたことを報道。だが、維新が下したのは、口頭の厳重注意処分だけだった。小誌がその後、笹川氏が宮脇氏に肉体関係を要求するLINEを送っていたことについて22日午前に事実確認を求めると、同日夕方に府議団代表の辞表を提出した。

5月8日に府議団代表に就任したばかりだった笹川氏

 維新関係者が明かす。

「維新には“問題議員”が多い。ハラスメント事案が他に発覚した時に同じ対応をとらざるを得ず、追加処分に後ろ向きでした。しかし、世論の反発は収まらず、LINE提出を受けるなど、重い腰を上げて調査を始めた。それでも吉村洋文知事は『議員としての責任を果たしていくことが重要』と擁護していました」

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source : 週刊文春 2023年6月8日号