「今治市の職員は、内閣府の指示を受けて、市の公文書にあった加計学園職員の発言を削除し、書き換えたと私に説明しました」
こう証言するのは、今治市民ネットワーク共同代表の村上治氏。書き換えが行われたのは、岡山理科大学獣医学部新設に関わる公文書だという。森友問題に続いて、加計問題でも、書き換え疑惑が浮上している。
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国会でも疑惑を追及された獣医学部がいよいよ開学する。経営母体の加計学園の広報誌には、〈“岩盤規制”を乗り越え〉との見出しが躍り、加計孝太郎理事長の謝辞が掲載されている。
3月1日には、今治市議会で予算が可決され、市と愛媛県で合わせて約93億2000万円を補助することが決まった。さらに市は、約8000万円の建設費を負担して、校舎前に歩道橋を建設する計画だ。
加計学園は、安倍政権が制度化した国家戦略特区を活用し、悲願だった獣医学部の新設にこぎつけた。だが、安倍首相と「腹心の友」加計理事長との関係の深さから、官邸主導で計画が進んだという疑惑は今も消えない。
「2人は、40年来の親友で、昭恵夫人は、学園系列のこども園の名誉園長を務めている」(政治部デスク)
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source : 週刊文春 2018年3月22日号