中国産食品の輸入が急増している。たまねぎ、キャベツ、むきエビなど日頃よく口にする食品にどんな違反が見つかり、どんな形で食卓に上っているのか。「汚染食品リスト」を見れば、要注意の食品がひと目でわかる。大反響だった本誌「中国食品」レポートの復活第1弾。
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中国食品が、日本の食卓で静かに復活しつつある。
きっかけのひとつは、昨年起きた野菜の不作だ。夏から秋にかけての長雨や日照不足によって、国産野菜の価格が高騰。通常では考えられない値段の野菜が店頭に並んだ。
「特に大打撃を受けた葉物野菜は高額になりました。白菜はひとつ700円前後、キャベツも1玉400円~500円するものもあった。
おかげで輸入物の需要が高まり、新宿の八百屋では、中国産キャベツが1玉198円で飛ぶように売れた。
野菜不足を補うため、日本のスーパーや外食企業は安価な中国産生鮮野菜や冷凍野菜を積極的に入れるしかなかったのです。その結果、中国産だと知らずに、日本人の口に入るようになりました」(食品輸入会社社長)
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source : 週刊文春 2018年4月19日号