今年6月、韓国の大学入試の試験問題について、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が「難問を出すな」と指示したことから、韓国の教育界は大きく揺れています。難問を出さずに生徒を選抜するのは難問だからです。

 問題になっているのは、日本の大学入学共通テストに該当する「大学修学能力試験」(修能)です。毎年11月に実施されます。日本の場合は共通テストの結果で志望校を選定し、各大学で実施される個別の試験で合否が決まります。これに対し韓国は個別の大学の筆記試験(論述を除く)が禁止されています。ここで難問が出題されることになると、その準備のために受験生が塾や予備校で対策を取るようになり、教育費がかかり過ぎるからというわけです。

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

週刊文春 電子版 PREMIUMMEMBERSHIP 第1期募集中 詳しくはこちら

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

スクープを毎日配信!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2023年7月27日号