V6、嵐、NEWS…30年にわたり、ジャニーズアイドルがデビューを飾ってきたバレーW杯。今年もあるジュニアのデビューが内定していたが――。
7月6日、ジャニー喜多川氏による性加害問題が新たな展開を見せた。スイス・ジュネーブに事務局を置く国連の人権理事会から元ジャニーズJr.の二本樹顕理(にほんぎあきまさ)氏に連絡が届いたのだ。二本樹氏はこれまで小誌などでジャニー氏からの性被害を実名で告発している。
「『ビジネスと人権』をテーマとするワーキンググループが7月下旬に来日して、日本の問題を調査する。その1つがジャニーズ事務所の性加害だそうです。私にヒアリング調査をお願いしたいとのオファーでした」
今年3月、英国公共放送BBCがジャニー氏の性加害をテーマにしたドキュメンタリー『Predator:The Secret Scandal of J-Pop(J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル)』を放送した。
それから4カ月。ついに国連が扱う国際問題となったのだ。
同理事会では、これまでパレスチナ自治区のガザ地区や、ロシアによるウクライナ侵攻における人権問題を扱ってきた。「ビジネスと人権」のワーキンググループでは、労働環境などの人権問題を調査している。
今回、国連からは2人の調査員が派遣され、二本樹氏ら7名の元ジュニアが東京と大阪でヒアリングに応じる予定だ。8月4日には、調査員が記者会見を行い、来年6月に人権理事会に調査結果を報告する。
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source : 週刊文春 2023年7月27日号