天才音楽家は、性加害の徹底調査を求めたプロデューサーを切り捨て、「人生で一番大切なことはご縁とご恩」と断言した。彼はいかなる「奉公」でジャニーズの「ご恩」に報いたのか。40年にわたる蜜月を解き明かす。
▶引退危機をKinKi Kidsに救われ…
▶夫婦でメリー氏のハワイ別荘へ
▶竹内まりやに内緒で女性マンガ家と密会
▶山下達郎がラジオでついた噓
▶井上陽水は性加害でオファー拒否
「長年お慕いしてきた達郎さんの発言は他人行儀でとても残念です。1998年のライブに招かれて以来、飲み歩いては音楽や映画について文化的な会話に興じ、良いお付き合いだったと今でも思っています」
7月18日、小誌の独占取材に応じたのは音楽プロデューサーの松尾潔氏だ。自身の契約解除をめぐる山下達郎のラジオでの発言に対して、松尾氏は憤りと悲しみを隠そうとしない。
「達郎さんは『ご縁とご恩』を大切にしてきたとおっしゃっていましたが、それは社会的公平さの上で成り立つもの。性加害問題に目を背けてきた達郎さんとジャニーズ事務所のご縁とご恩は、ビジネス上の『貸し借り』に過ぎぬという謗りを免れないのでは。偉大なミュージシャンも芸能界の巨大な権力に屈している状況がしみじみと分かり、近くにいた身としても、いちファンとしても胸が痛みます」
7月9日、ラジオ『山下達郎サンデー・ソングブック』(TOKYO FM)で語った山下の“ジャニーズ忖度”発言が、大きな波紋を呼んでいる。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます
キャンペーン終了まで
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
-
3年プラン
59,400円一括払い、3年更新
1,650円/月
オススメ!期間限定
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2023年7月27日号