以前、スイスブランドの「AKRIS」でお得意様向けのスタイリングイベントをさせて頂くために、事前リサーチで大型の路面店に伺った際、アイテムをくまなく見て初めて、バリエーションに驚いた事がありました。お恥ずかしい話ですが、それまでそんなに面積が広くない店舗をいつものぞいていたので、どちらかというと、日本人が好むベーシックな色柄のラインナップでコンサバティブなブランドに感じていたのです。ビビッドな色柄もあるんだとビックリしました。その多くはコレクションラインだったので、そもそも生産数が限られていて、見かける事が少ないわけですが、本来のブランドコンセプトを把握できていなかったなと反省し、当日までに何度も店を訪れ、猛勉強しました。
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source : 週刊文春 2023年8月17日・24日号