『肝っ玉かあさん』『ありがとう』『渡る世間は鬼ばかり』……名作ドラマの生みの親、石井ふく子さん。その多くに出演した草笛さんが、御年96歳の仕事術と健康の秘訣、いま作りたいドラマに迫ります。

 

草笛 何しろ、あまりに昔からのお付き合いで。

石井 用がなくても電話で喋ることはあるけど、こうやって改まってお話しする機会はなかったですね。

草笛 テレビの草創期に、きちっとしたドラマを根付かせたのが、石井ふく子さんです。こう言うと怒られますけど、最近のドラマと違って本当に中身の濃いホームドラマを、ずーっと作ってこられた。

石井 ドラマも生放送だった昭和30年代は、トラブルの連続でした。役者さんが台詞を忘れてしまったり、予定より5分も早く終わってしまったり(笑)。

草笛 テレビ史に残っているドラマって、ふく子さんの作品ばかりですよ。「東芝日曜劇場」(TBS系、昭和31年〜)だけで1100本近くあって、しかも毎週1時間の単発だから、スタッフやキャストが変わる。大変な仕事です。

石井 『おんなの家』(脚本・橋田壽賀子、主演・杉村春子、山岡久乃、奈良岡朋子)や『女と味噌汁』(脚本・平岩弓枝、主演・池内淳子)など、シリーズになった作品もありましたけどね。

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source : 週刊文春 2023年8月17日・24日号