「金メダルをもらった」山上徹也は自衛隊の名狙撃手だった

「週刊文春」編集部
ニュース 社会

 安倍晋三元首相が銃撃されてから早くも1年余りが過ぎた。山上徹也被告(42)が自作の銃から放った凶弾は、安倍元首相が左胸につけていた国会議員バッジに命中していた。一体、その射撃の腕前はどこで身につけていたのか。山上を知る複数の海上自衛隊関係者が初めて明かした――。

 通常、海上自衛隊は春と秋の年2回、新入隊員を受け入れているが、山上が入隊したのは2002年の8月19日のことだった。

 海自幹部が明かす。

「山上は331期の練習員として、佐世保教育隊に入隊しています。本来なら、全国に1000人以上の同期がいるのですが、331期は定員確保のための臨時採用のような形だったため、同期は佐世保にいた五、六十人のみです」

 少年院あがり、多額の借金持ち……異例の採用プロセスのために、隊員の背景も様々だったという。

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source : 週刊文春 2023年8月17日・24日号

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