「家族としっかり向き合い、成長していければなと思っているところであります」
5月6日、視察でカタールを訪れた柔道家の井上康生(45)は、自らの不祥事をこう弁明した。
2000年シドニー五輪で金メダルに輝いた井上が、現役を退いたのは08年。その後は指導者に転身し、男子代表監督として挑んだ21年の東京五輪では、史上最多5個の金メダルを日本にもたらした。代表監督を退任した現在は、全日本柔道連盟で強化委員会副委員長という要職にある。
「選手としてはもちろん、指導者としても大きな実績を残した。海外のJUDO選手たちにも井上の名前は轟いている。まさに柔道界の“顔”です」(柔道ライター)
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source : 週刊文春 2023年8月17日・24日号