過去最悪の“犯行予告”事件の容疑者が検挙された。警視庁は8月23日、威力業務妨害容疑で無職の大熊翔容疑者(26)と東京農工大大学院生の佐藤直容疑者(22)を逮捕したと発表した。
「2人はネット経由でファックスを送るサービスで嘘の殺害・爆破予告を送りつけていました。全国の学校や自治体や企業に今年5月までに寄せられた殺害・爆破予告は実に30万件。その際に『唐澤貴洋』なる実在の弁護士を名乗っていた」(警視庁担当記者)
被害者側からは当然、弁護士宛に電話が殺到したが、この2人、個人的な恨みがあったわけではなさそうだ。実は唐澤弁護士は、10年以上前からこうした嫌がらせを受けているネット界隈の有名人なのだ。
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source : 週刊文春 2023年9月7日号