「マイナ保険証」5つの罠　荻原博子「切り替え急ぐな」と警鐘

「高齢者にとって必要不可欠な紙の保険証を、ほんとうにマイナ保険証に切り替えてよいのでしょうか」『マイナ保険証の罠』（小社刊）を執筆した経済ジャーナリストの荻原博子氏は、利用者に負担を強いるカードに大きな疑問を抱いている。嘘とトラブルだらけのマイナ保険証の罠について緊急寄稿する。

●お薬手帳はどうすればよい？

●医療サービスの変化は？

●紛失したら？

　私は、いま強い危機感を覚えています。政府が半ば強制的に進めているマイナンバーカードと保険証の一体化についてです。

　現在9400万枚のマイナカードが交付され、そのうち約6600万枚が保険証を紐づけた「マイナ保険証」になりました。

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source : 週刊文春 2023年9月7日号