東証プライム上場の大手住宅メーカー、タマホームの社内で、“巨額横領事件”が発生していたことが分かった。同社が内部調査を経て、公正証書まで作成したのは今年6月のこと。しかし、いまだ“事件”は公表されていない――。

1998年に創業したタマホームは「ハッピーライフ、ハッピーホーム」の広告とともに、安価な戸建て販売を柱として急成長。2023年5月期の連結売上高は2560億円(前期比6.4%増)。全国に支店を展開し、連結で従業員3329人(5月末時点)を抱える。
そんなタマホームの社内にさまざまな問題があることを「週刊文春」は伝えてきた。
2021年、コロナ禍の真っただ中。創業者の長男で二代目の玉木伸弥社長(44)の意向で、社員たちに「ワクチン禁止令」が言い渡されていたのは既報のとおり。玉木社長は社内向け動画でこう語っていた。

「新型コロナウイルスは、マイコプラズマの菌にエボラとエイズの菌を混ぜて作ったウイルスだと言われております」
「コロナになったら死ぬんじゃないかとかですね、不安になっていると思います。そういう時どうすればいいか。秘密の言葉をですね、こっそりと教えたいと思います。それは、大丈夫、大丈夫。(略)大丈夫、大丈夫と言えば、本当に大丈夫になってきます」
さらに、取締役や支店長ら幹部数十人が<自己啓発セミナー#GoToデリバリー>と称するLINEグループを結成。「社長のご紹介」として性風俗店の利用を推奨していた実態も明らかになっている。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル