9月上旬、東京・霞が関。その建物の自動ドアには赤い文字で「閉鎖中」と記された紙が貼られていた。忙しなく登庁した職員が足止めされ、しぶしぶ遠回りする。1932年建設の登録有形文化財「旧文部省庁舎」の朝の光景だ。
「旧文部省庁舎は今でも文化庁の施設として使われています。ただ、職員がいつも通っていた出入り口は、9月5日から当面の間、終日閉鎖されることになりました」(文化庁関係者)
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source : 週刊文春 2023年9月21日号