「安倍さん」ネタが尽きた時、岩田明子はどうなるか

テレビ健康診断

青木 るえか
エンタメ 政治 テレビ・ラジオ

 ジャニーズ事務所問題で「メディアの身の処し方」が問われているが、ワイドショーに出ている芸能レポーターの皆さんは「今こそわれらの出番だ!」とこの問題をレポートする……なんて視聴者も思ってない。「人気事務所の都合のいいお話を承ってワイドショーで発表するだけ」だと見切りをつけてるから期待も無い。そんな諦めの気分で『めざまし8』を見ていたら、岸田改造内閣の話題になり、新閣僚や新役員の紹介が始まった。

 そこに出てきたのが岩田明子。元NHK解説委員の、安倍晋三元首相にべったりだったという、あの岩田さん。どういう肩書で出てきたか聞き逃したのだが、たぶん「政治評論家」なんだろう。しかし、べつに評論はしていなかった。主に女性閣僚や女性役員についてコメントしていた。小渕優子が会見で泣いてるのを見て、涙じゃなくてしっかり説明しろ、というようなことを述べてネットニュースにもなっていたが、ニュースにする必要もないぐらいの、ごくふつうの意見である。そんなことより、上川陽子外相について、「上川さんが法相時代、オウム真理教の麻原彰晃らの死刑執行をした時、安倍総理に電話で……」とかいう話を始めたほうがびっくりした。そりゃ、あれだけの事件の死刑執行だから時の総理と連絡取ってるに決まってるだろうが、そのことに上川さんの政治家としての重大な意味があるのか考えこんじゃったよ。たぶん意味はそれほどなくて、岩田さんの持ちネタ=安倍元首相に食い込んでたんですよアピールか、いや、アピールというよりも、「安倍さんの話題を出したい」という気持ちがあふれてた感じ。

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source : 週刊文春 2023年10月5日号

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