SBI新生銀行が9月28日、東京証券取引所で上場廃止になった。同行には3500億円の公的資金が残るが、親会社のSBIホールディングスのもとで返済に道筋をつけるという。

「3500億円の返済には、7450円まで株価を高める必要があります。ところが、株価は2000円台後半で推移しており、とても現実的ではない。そこで繰り出したのが、上場廃止という“裏技”。公的資金返済と株価を切り離し、経営の自由度も高めていく戦略です」(メガバンク幹部)

東大法卒、旧通産官僚の村上氏

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source : 週刊文春 2023年10月12日号