10月7日に開始されたパレスチナのイスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃によって、中国外交は苦境に立たされている。
習近平体制下で、米国にとって代わり中東和平の主役たろうとする野心を持ってきた。今年3月にはサウジアラビアとイランとの関係正常化に成功。大国として存在感を強め、エネルギーも確保するという戦略は、着々と進んでいた。イスラエルとパレスチナ双方にも誼を通じ、悪くない関係を築いてきた。それが今回ばかりは仇となりつつある。
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source : 週刊文春 2023年10月26日号