神奈川県内の読売新聞販売店従業員が声を潜める。
「この9月末、所長と連絡が取れなくなって、心配して行方を捜したんです。そしたら、どうも“ワイセツ事件”で逮捕されているようだと。ですが、この事件は読売新聞はじめ各紙に全く掲載されていないのです」
名指しされたのは、横浜市内で新聞販売店「読売センター」(YC)の某店舗を経営する所長のA氏。現在、40代後半で、異色の経歴の持ち主だ。ネットメディアに掲載された本人のインタビューによれば、音大を卒業後、オーケストラ入団を志し、フリーで活動を続けたという。
だが、音楽家になる夢は叶わず。20代半ばで一念発起、住み込みの新聞配達員として人生を再スタートさせた。そして約10年前、38歳で独立を果たしている。人を育てるのが好きな熱血漢タイプの所長として知られた。
A氏と交流があった元同僚が振り返る。
「確かに、面倒見がよくて、悪い評判を聞かない人でした。学生時代に音楽をやっていただけあって、歌が抜群に上手かった。一緒に女の子のいる店に行くと、よくミスチルの歌を熱唱していましたね。絶対音感があると言っていました」
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2023年10月26日号