唐突に「所得減税」を掲げた岸田首相に対し、党中枢からも痛烈批判が飛び出した。さらに、政務官、副大臣が連続辞任し、閣僚には新たな疑惑が発覚。その一方で、表舞台から姿を消した長男・翔太郎氏は地元で着々と――。
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風光明媚な観光地として知られる、広島県尾道市の「千光寺公園」。昨年リニューアルされたばかりの展望台からは、大小700あまりの島々が浮かぶ瀬戸内海の美景が一望できる。
絶好の晴天に恵まれた10月22日、“インスタ映えスポット”としても人気の公園に仲間たちと現われたのは、岸田文雄首相の長男で、現在は秘書を務める翔太郎氏(32)。黒いTシャツにカーキ色のチノパンツというラフな装いだ。
折しも、臨時国会が召集された2日後。翌23日には、首相にとって正念場となる所信表明演説が控えていた。だが、半年前に“公邸大ハシャギ写真”で首相秘書官を更迭されたばかりの男は左手でグーサインを作ると、満面の笑みで写真に収まるのだった。
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source : 週刊文春 2023年11月9日号