誰もが一度は使ってみたいと思う漢方。しかし、名前も漢字ばかりで覚えにくいし、何がどのように効くのかもよく分からない。西洋薬との違いから、中高年女性の悩み解決に直結する薬まで、ビギナーのための漢方入門。
中高年女性には、加齢と共に以前まではなかった心身の不具合を自覚している人も多いのではないか。
「疲れやすい」「気分が落ち込む」「良く眠れない」「食欲がない」といった日常的な不調を改善する為には、本人の意思による生活習慣の見直しが必要だ。
しかし言うは易く行うは難し。生活習慣を見直そうとしても、自分一人ではなかなか難しい。そこで、良きパートナーとなりうるのが漢方薬だ。漢方は2000年以上前、中国を起源として生まれ、5世紀ごろ、日本に伝わった。日本東洋医学会の本部運営委員会理事を務める、ふくおかクリニックの福岡正平院長が解説する。
「基本的には、植物の生薬を組み合わせて煎じるものです。現在では顆粒状のものも広く市販されています」
イシハラクリニックの石原新菜副院長が、西洋医学の薬との違いについて語る。
「漢方は必ずしも西洋医学のように“治療”を目的としたものではないんです。頭痛や発熱など風邪の初期症状で服用する葛根湯(かっこんとう)は良く知られていますが、あれもウイルスや菌を殺すわけではありません。あくまで免疫力を高め、自分の体の力で風邪から回復する手助けをする薬なのです」
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source : 週刊文春 2023年11月16日号