10月上旬、宝塚歌劇団の木場健之(こばけんし)理事長宛に1通の手紙が届いた。そこには宙(そら)組に所属する娘役・有愛(ありあ)きい(享年25)の死を悼むとともに、劇団の責任を問う内容が綴られていた。そして、手紙は次のような要望で締めくくられていた。
〈(私がハラスメントを受けた)2016年まで遡って調査してください〉
9月30日に有愛が自死した事件をめぐり、劇団の調査が続いている。
「宙組へのヒアリングはすでに終了。死の直前まで有愛をイジメていたトップスターの芹香斗亜(せりかとあ)は事件直後から稽古場に通っていたが、今は自宅待機を命じられています」(劇団関係者)
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source : 週刊文春 2023年11月16日号