一体、どこが適材適所の人事なのか。文科政務官、法務副大臣に続き、新たにトンデモ副大臣の存在が発覚した。“増税メガネ”と呼ばれる岸田首相から経済政策を委ねられたこの男。次から次へと「税」を巡る疑惑が――。
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▶副大臣は税理士 年収2000万円も自社ビルは4回差押
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名古屋市中区の地下鉄駅近くに佇む、5階建ての白いオフィスビル。JR名古屋駅からは約4キロと好立地にもかかわらず、1〜3階のテナントはがら空きで、異様な静けさが漂っている。
不動産登記簿によると、このビルは1987年に建てられた。コンピュータ関連企業が長らく所有していたが、2012年に「有限会社エヌケイソリューション(以下、エヌ社)」に所有権が渡っている。
しかし、問題なのはここから。エヌ社がビルを購入した翌13年から昨年にかけ、名古屋市栄市税事務所から、実に4回もの土地・建物の差押を受けているのだ。
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source : 週刊文春 2023年11月16日号