2021年12月、東京湾に臨むソフトバンク本社の会議室で開かれた投資説明会。プレゼンターは当時同社の統括部長など管理職だった男2人で、「出資すれば20%の配当が出る」と同社のロゴ入りの資料をもとに、参加者らに熱弁をふるっていた。
売上高6兆円に迫ろうという日本随一の企業で役職を有し、『絶対失敗しない!ロボット1000体を導入してわかったRPA成功の秘訣』と題する共著まで執筆したビジネスエリートの2人が、捨て身の投資詐欺に手を染めるなど、誰が想像できただろう。
警視庁は8日、嘘の投資話で経営者の男性から12億円を騙し取ったとして、ソフトバンク元統括部長の清水亮容疑者(47)、同元課長の枡田健吾容疑者(42)、そして主導したホストの森田真伍容疑者(41)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。
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source : 週刊文春 2023年11月23日号