「飲んだくれた状態で、帰りの車に乗り込んで、酔っ払いの醜態を晒してしまったと。それから、その後も、正直どのように私の気持ちを伝えたらいいかも分からなかったわけなんですが、その間ずっと、今日に至るまで、苦しい辛い思いをさせてしまいました。本当に申し訳ございませんでした」
小誌が入手した音声データには、ひとりの男が自身の行動について深く恥じ入るように謝罪する様子が、約1時間半にわたって収められていた。声の主は、立憲民主党の重徳和彦衆院議員(52)。一体、彼はなぜ、ひたすらに謝り続けているのか――。
党勢低迷が続く立憲民主党において、重徳氏が注目を浴びたのは今年9月のこと。党の中堅・若手でつくるグループ「直諫(ちょっかん)の会」が記者会見を開き、次の代表選でグループから候補者を擁立すると明言したのだ。
政治部デスクが解説する。
「『直諫の会』の会長を務める重徳氏は、中堅・若手のエースと称される議員。会見では『立憲民主党を根本から叩き直す』とも豪語し、執行部に反旗を翻したと話題になりました」
そんな重徳氏はどんな人物なのか。
「1994年に東大法学部を卒業し、自治省(現・総務省)に入省。2012年に日本維新の会の候補者として愛知12区(岡崎市、西尾市)から出馬し、比例復活で初当選しました。以後、政党を変えながら4度の当選を果たした。党副幹事長などを経て、現在は党代表政務室長代理(代表付)の要職に就いています。過去には国会で、セクハラやパワハラの防止について政府に質問していたこともありました。プライベートでは妻と3人の子どもに恵まれています」(同前)
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source : 週刊文春